大津視覚障害者協会
〇視覚障害であれば、案内は音声で行う、トイレに近い場所にスペースを設ける、トイレや出入り口までの誘導に簡易の可撤式点字ブロックなどを設置するなどです。
〇聴覚障害であれば、案内は掲示板で文字案内にするなどです。
〇車椅子の方であれば、必要なスペースを確保する、避難場所の出入り口やトイレの出入り口の段差をなくしておくなどです。
〇一般の市民の方に対しては、障害者は、その特性に応じて、自分でできることとできないことがあるので、本人に希望などを確認してから適切な援助を行ってほしい。
大津市ろうあ福祉協会
○巡回車による音声放送がわからない者もいます。それで、前もって回覧による連絡、あるいは手話などができる市役所職員や市社協職員等がそのような者の自宅を訪れて連絡されると、安心ではないでしょうか。
○避難所で音声情報が入らないため、どう動いてよいかわからない者もいます。それで、音声情報を情報保障者(手話通訳者等)が避難所でそのような者にわかるよう伝えられると安心ではないでしょうか。たとえば、「聴覚障害者」「手話通訳者」表記入りビブスを活用するのも一つの方法ではないでしょうか。
○市立障害者福祉センターを災害が起きる前あるいは災害が起こってしばらくした後、障害者等社会的弱者が避難できるような場所とされてはいかがでしょうか。また、手話や字幕によってさまざまな情報を得られる「アイドラゴン4」を同センターに設けることで、聴覚障害者は災害時も安心して災害情報なども得られます。実際、湖南市内の公共施設で「アイドラゴン4」設置が実現しました。
○避難訓練の際、社会的弱者などから災害時に必要なことを市民に伝える機会を設けられると、いざという時安心ではないでしょうか。また、民生委員児童委員とそのような者などとの合同学習会を随時設けるのもよい方法ではないでしょうか。実際、10月中旬大津市生涯学習センターで開催される避難訓練に大津市ろうあ福祉協会会員が参加して訓練体験をし、体験を通して気づいたことなどを市民に伝える予定です。また、令和5年12月中旬に市障害福祉課よりの協力をいただいて、瀬田東学区民生委員と大津市ろうあ福祉協会会員が災害時の情報取得と情報保障についての合同学習会を開く予定があります。
大津市障害児者と支える人の会
○避難場所における電源の確保。
○集団の中にいられない障害者がいることを理解して欲しい・・別の部屋、ホテルや旅館への避難場所の確保、いつも通っている作業所を避難場所に。
○車中避難、自宅待機、並ぶことができない人についても食料配布などが行き渡るように。
○言葉だけの説明では分からないので、文字や絵、映像などでも表示してほしい。
○予定が分からないと不安になり、同じ質問を延々と繰り返す障がいの人もいるので、見通しが持てるよう、こまめに説明をして欲しい。
○一定の場所や行動にこだわる障がいの人もいるので、できる限り認めて欲しい。
○大声を出したりする人もいるが、時間がたてば落ち着く場合が多いので、見守って欲しい。(声をかけたり叱ったりすると余計にパニックになる)
○食事に配慮がいる障がい者がいるので、避難所に配られる食料に、食べられるものをお願いします。(うちの場合はケトン食なので、かなり低糖質の者でないと体調悪化、発作を起こします)