【肢体障害とは?】
肢体障害とは、肢体の部位が自己の意思では動かしにくい、または動かない状態にある人・肢体の部位のどこかが無い状態の人、または変形して使えない、使いにくい人をいい、外見でも比較的分かりやすい人をいいます。主に「脳性麻痺」「脳血管障害」「脊髄損傷」その他にも多数の種類に分けられる。
・脳性麻痺
生まれる前から生後4週目までの間に、色々な原因により脳に損傷を受け、運動機能や神経機能に障害が現れるものをいい、寝たきりの状態の人から歩行ができる人まで人により色々な状態があります。また言葉が聞き取りにくい人もいます。
【肢体の障害のある人とのコミュニケーション】
言葉が聞き取りにくい人は、気を使って分かったふりをしないで何回もある程度分かるまで繰り返し聞いてください。人によっては文字盤や筆記具を使い、言葉を伝える人もいます。
【肢体の障害のある人はこんなことで困ります】
日常生活を送る上で、色々なことが自分一人ではできないこともある。
○車椅子を使っている人
・高い所の物が取れない、見えない。
・段差や坂道は通常より移動しにくい。
・自転車が駐車してあったり物が置いてあったりすることで、狭くて通れない道がある。
・金融機関のATMや電車のキップの自動販売機などを使う時、視線が低いことや光の反射などが原因で画面が見えないことがある。
○杖(つえ)を使って歩いている人
イスに腰掛ける時や受付カウンターなどで足を停めて用事をする時に、杖を立てかけておく所がなく、杖が床にたおれた時に拾えない。
〇その他にも障害の状態や部位によりいろいろなことがある。
【具体的にどんな対応が必要?】
・周りの人に助けを求めている人や困っている様子の障害のある人を見かけたなら、お手伝いできることを伝える(声かけをする)こと。